【毛穴・ニキビ痕治療】ポテンツァの新治療モード「スキンリサーフェシング(SFA)」とは?
前回のコラムでは、たるみ改善向けの針を使わないポテンツァの治療モード「ダイヤモンドチップ」をご紹介しました。
今回のコラムでは、針を使わない治療モードの2つ目「スキンリサーフェシング(SFA)」についてご紹介していきます!SFAは、「皮膚を新しく再生する」や、「肌を入れ替える」という意味を持ち、毛穴・ニキビ跡・小ジワ向けの治療です。
ポテンツァの針を使わない治療モード(非侵襲モード)は、2021年秋に日本でリリースされたばかりで、ポテンツァを導入しているクリニックでもこのモードを取り扱っているクリニックは更に限られています。ポテンツァは様々なお肌の悩みに対応が可能という特徴がありますが、これらの新しいダイヤモンドチップとSFAの非侵襲モードの登場により、ポテンツァの治療の幅がさらに広がったと言えます。どちらの非侵襲メニューも、ダウンタイムや痛みがほとんどないため取り入れやすく、価格も他のポテンツァのモードよりも低価格ですので手を出しやすいメニューかと思います。
今回のコラムでも、まず従来のポテンツァ「マイクロニードル治療(肌に針を刺す治療)」について軽くおさらいをしてから、新しい治療モードの「SFA」について理解を深めてもらえると幸いです。
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従来のポテンツァとは?
ポテンツァはマイクロニードルRF治療(つまり、極小サイズの針がついた機械で肌表面に細かい穴を開けながら肌に薬剤を浸透させていく)です。従来のマイクロニードルRF治療に比べて、施術時のお肌への負担は少なく、より多くの肌トラブルを改善できます。ダーマペンをご存じの方なら、「ダーマペンの超進化版!」と言えばイメージしやすいかもしれません。
通常だと皮膚に針を刺せば毛細血管から出血が起こりますが、ポテンツァは先端からRF波(ラジオ波)を出して毛細血管を焼ききるので出血も起こりません。針先から皮膚内へ美容薬剤を送るとき、出血が起こらないので血液が薬剤導入を邪魔せず、刺した長さまでしっかり届きます。
ポテンツァには多彩な種類のマイクロニードルの専用チップがあり、お肌の症状やお悩みに適したチップを使用することで、ニキビ・ニキビ跡、小じわ、クレーター毛穴の開き、リフトアップなどのエイジングケアまで様々なお肌の悩みにはたらきかけます。この専用のチップを用いることで、薬剤を均一に正確にムラなく真皮層(肌の深部)へ導入させることができます。
導入する薬剤によってもお肌への効果が変わりますが、導入薬剤はクリニックによって種類が異なることが多いので、診察やカウンセリングでしっかりお悩みを伝えて適切な薬剤を選んで貰うのが良いでしょう。
ポテンツァはダーマペンのような針治療の側面と、水光注射のような薬液導入、そしてサーマクールでも使われるRF(高周波)を用いた複合的な治療が可能です。特にニキビやニキビ痕、肝斑に高い効果を発揮し、症状にあったモードでの施術を行うことで、根本的に肌トラブルを改善できます。また、それぞれの状況に応じた薬液を導入することで肌のハリツヤを向上させるなど、季節ごとにメンテナンスとして行い一段上の美肌を目指すこともできます。
→従来のポテンツァの効果や持続期間、ダウンタイムについてはコチラ
新治療モード★ 針を使わない「SFA」とは?
2021年秋に日本でリリースされた針を使わない治療モード(非侵襲モード)の1つである「SFA」は毛穴・ニキビ跡・小ジワ向けの治療モードです。SFA(スキンリサーフェシング)とは、「皮膚を新しく再生する」や、「肌を入れ替える」という意味を持ちます。
SFAモードでは、SFAチップを使用し、表皮に瞬間的に高いRFエネルギーを与えます。RFエネルギーにより細かく傷つけられた肌は、その傷を治そうとする創傷治癒の過程を経てスキンリサーフェシングを促します。創傷治癒の過程で、施術後24時間あたりでマイクロクラスト(非常に小さな点々のかさぶた)が形成されるかもしれません。マイクロクラストのある部位はざらざらとした肌質となる可能性がありますが、数日~1週間後には自然に剥がれ、小ジワや肌の色調・ハリ、毛穴の改善を実感できます。施術後に赤みや腫れが出ることもありますが、翌日にはほとんど消失するでしょう。
個人的には、施術後に赤みや腫れもなく、かさぶたも自覚はありませんでした。施術後数日後ごろに、肌の再生というか、ハリが良くなっている実感がありました!
ポテンツァ「SFA」の効果・持続期間
ポテンツァに限らずですが、1回の施術だけで永久に効果が持続することはありません。他の治療モード同様に、施術後1~3か月は効果を実感しやすい時期ですが、時間が経つにつれて少しずつ元の状態へと戻っていってしまうので、定期的に継続して施術を受けることが第一歩でしょう。
ポテンツァ「SFA」の効果の実感や持続期間は、お肌の症状や状態によって個人差があるので、あくまでも目安として参考にしてみてね!
ポテンツァ「SFA」の効果はいつから?
数日~1週間後には小ジワや肌の色調・ハリ、毛穴の改善を実感できるでしょう。
ポテンツァ「SFA」の効果はいつまで持続する?
ポテンツァを受けた後、効果を実感しつつも徐々に元の状態へ戻っていくようです。ただし、改善された症状が治療前のように元通りになってしまうというわけではなく、ポテンツァを受けた後の美容効果を保つ肌のポテンシャルが元に戻っていくイメージです。ポテンツァは施術の回数を重ねればより高い効果と持続期間が期待できるので、経過を観察してもらいながら継続的に受けましょう。
ポテンツァ「SFA」を受ける回数・頻度
ポテンツァを受ける頻度としては、施術後1か月おきに行うのがおすすめです。3~5回ほど施術を重ねれば効果を実感しやすいです。SFAは、ダイヤモンドRF同様に、他のポテンツァのモードと比べても費用的にもお手頃価格なので、始めやすいのではないでしょうか。
1回目の治療を行ってから経過1週間後の症例(Jeisys社)
目元のキメが整い、かなり目尻の小ジワが改善してハリが出ているのが分かります。目尻の小ジワが改善することで、肌のトーンも明るくなり、全体的に目の周りがとても若々しくなっていますね。
ポテンツァ「SFA」におけるダウンタイムやリスク
治療後すぐにお化粧をすることが可能です。施術後も赤みや腫れはほとんどなく、ダウンタイムもありません。施術後24時間あたりでマイクロクラスト(非常に小さな点々のかさぶた)が形成されるかもしれません。マイクロクラストのある部位はざらざらとした肌質となる可能性がありますが、数日~1週間後には自然に剥がれるでしょう。
注意事項
1)ポテンツァの施術が受けられない方
- 妊娠中や授乳中の方
- ペースメーカーなどの埋め込み型医療機器を使用中の方
- インプラントやブリッジなどの歯科治療を受けた方
- 金属プレートや金属糸などを使用した治療の経験がある方
- 金属アレルギーやケロイド体質の方
- 局所麻酔薬などの薬剤アレルギーがある方
- 血液をサラサラにするタイプの薬を服用中の方
- てんかん、糖尿病(糖尿病合併症)、皮膚の悪性腫瘍、自己免疫疾患の持病がある方
- 皮膚炎や単純ヘルペスの症状が出ている方
2)ポテンツァ施術後の注意点
- 日常的な紫外線対策をしましょう
- 施術直後の肌に、赤みや乾燥を感じるときには、皮膚を再生する目的でマスクパックの使用がおすすめです
- 施術前後の1週間は、スクラブ入りの洗顔フォームや、ピーリング製品などの使用は控える方がいいです
まとめ
前回の、ポテンツァの針を使わない治療モード「ダイヤモンドチップ」に続いて、「SFA」についてご紹介しました。
ポテンツァの針を使わない毛穴・ニキビ痕・小ジワ治療だと覚えてもらえると嬉しいです。ニキビ跡・クレーター肌や毛穴の開きの改善には、針を使う「水光RF」モードもおススメですので、お肌の状態ダウンタイム、予算などを考慮して、どちらが良いのかは診察・カウンセリングで相談してみましょう。
ポテンツァは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。Jeisys Medical Inc.より、医師が個人輸入しております。
※個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記のページをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp
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記事執筆者:Peau編集部
2021年に創業した医療コンサルティング会社のメディア運営チームであるPeau編集部。
クリニック開業支援やメディカルヘルス領域のコンサルティング業務に長年従事してきたメンバーで結成されたライティングチームのため、ユーザー目線と事業目線の両視点からの理解によりメリット・デメリットを明確にする記事を執筆。特に自由診療の美容皮膚科領域に強みがある。
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